2009年12月22日 (火)

波除神社

 Namiyoke いよいよ年の瀬ですね。世相を反映してか、大変厳しい年になりましたが、なんとか、今年もここまで漕ぎ着けた、という感じです。今週はクリスマスウイークということで、さすがに忙しい週になりそうなので、今日はお店はお休みですが、築地の市場に仕入れに出かけて、来るべきクリスマスメニューの仕込みに追われました。

 普段は足早に通り過ぎるのですが、今日はお店のランチ営業が無いということもあり、市場近くの「波除神社」にお参りに行きました。築地に仕入れに来るシェフや板前さんたちで信心篤い方々は毎回のようにお参りにくるようですが、信仰心の薄い僕は10年も通っているのに、まだ、数えるほどしかお参りしていませんでした。反省を込めて今日はゆっくり時間をかけてお参りしました。神様、来年は宜しくお願いしますよ!

 ところで、この波除神社というのは、今から350年前に建てられたそうですが、この神社の由来は、ここ築地の埋め立て工事の際に荒れる海のお陰でなかなかはかどらなかったところ、ある晩、海に浮かぶ稲荷大神の御神体を発見してそれを祀ったところ、荒れていた海が嘘のように静まり、埋め立て工事がつつがなく終わったということにあるそうです。それ以来、波を静める御利益があるということで、漁師さん達の守り神になっているということです。

 メキシコの守護神は「グアダルーペのマリア」様ですが、このグアダルーペのマリアという神様はもともとスペインのカサレス県にいて、漁師さん達の守り神だったと記憶しています。なにか、メキシコとのつながりを感じてちょっと嬉しくなりました。それから、海に御神体が浮かんでいたというエピソードはキューバの守護神"VIRGEN DE LA CARIDAD"を銅鉱山で働いていたインディオと奴隷が海で見つけたというエピソードに酷似していて面白いものですね。

Curry今朝は珍しく築地で朝ご飯も食べました。築地のお店はどこもそうですが、「中栄」という歴史を感じさせるカレー屋さんです。大盛りの千切りキャベツがついたカレーやハヤシライスが500円という安さ!味もさることながら、お店の人の絶妙な接客ぶりに、たまにしか来ませんが、いつも感心させられます。

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2009年12月 1日 (火)

キッザニア東京

Kidzania_2 いよいよ、師走に突入ですね。11月は、今までにもまして、とても厳しい月でしたが、もうこれ以上は悪くなりようがないと信じて、12月は頑張りますので宜しくお願いします。

 今日は久々に子供と遊びました。もう、だいぶ前から約束していたのですが、上の子供と豊洲にあるキッザニア東京にいって来ました。

彼女にとっては、2回目のキッザニアです。幼稚園の終わりに初めて行って、とても気に入ったみたいで、それからは、何かにつけて「キッザニアに行きたい!」と言っていたので、今日は朝からとても嬉しそうでテンションが上がっていました。場所は豊洲、我が家からはちょっと遠いです。日比谷線の日比谷で有楽町線の有楽町に乗り換えて4っめくらい。築地の市場が豊洲に移転するかも、なんて話がありましたが、本当にそうなったら、通うのはきびしいな、なんて思いながら到着。ららぽーとという大きなショッピングモールのなかにあります。不況のせいか、月曜だからか、午後2次だというのに人影まばらなモール内でしたが、3階のキッザニアの前にはたくさんの子供と親たちが列を作っていました。整理券を渡されて3時に指定された場所にいくと、100メートルはあろうかというくらいの長蛇の列が広いモールの通路を縫うように出来ていました。それからすでに1時間ちかくかかってようやく入場。この時点で、こちらはかなり疲れてしまいましたが、子供は期待が大きいからか、へっちゃらな様子です。

実際の企業がスポンサーになって、大人がするような本格的な仕事を疑似体験出来るというこの施設、確かにとても面白そうで、自分が子供の頃にこんなのがあったら、やはり大喜びしてただろうな、と思います。うちの子も絵の具作りから始まって、デザイン工房、病院の新生児科、ピザ屋さん、ネイルにキャビンアテンダントと、6種類の仕事を体験して大満足でした。なんでも、前回は四つしか出来なかったそうで、今回はこれでもインフルエンザの影響か、空いていた!のでたくさん出来たようです。

 こんなすごい人気のキッザニア、実はメキシコが本家なんですね。メキシコシティの中心、チャプルテペック公園に1999年にオープンしているということなので、なんと、サルシータと同い年ですね。すごい!

 写真は、赤ちゃん(人形の)をお風呂に入れたあと、タオルで包んであげているところです。やはり、皆、女の子だからか、とても楽しそうにやっていました。

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2009年8月 1日 (土)

オペラ ド マランドロ

先日は、プエルトリコ出身のサルサ歌手、エクトル・ラボーの映画の話をしましたが、今、ブラジルポピュラー音楽の作曲家、歌手のシコ・ブアルキ原作のミュージカルCも日本人キャストで上演されているんですね。それを知ったのは、ラジオのコマーシャルでだったのですが、何より驚いたのは、ブラジルが舞台のお話なのにそのCMで流れていた音楽が、キューバのグロリア・エステファンの曲だったことです。「一般大衆には、キューバとブラジルの違いなんてどうせ判らないから、耳に慣れ親しんだ曲を流しておこう。」という意図なのでしょうが、それってアリですかね?その昔、ブラジルからハリウッドに進出して活躍した歌手で女優のカルメン・ミランダがキューバ人役で映画に出ていたのを、あるブラジル人の方が、「ひどい」と怒っていましたが、それの逆パターンですね。まあ、そんなことに、いちいち目くじらを立てるのがおかしいのでしょうか?

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2009年7月27日 (月)

El tiempo es mi enemigo?

Arco_iris 相変わらず、とても静かな日々が続いています。もう一月を優に越えていますね、こんな状態が、、、

 もう、そろそろ上向くかな、と思って準備するのですが、見事に裏切られる日々、、、

 ぼくも、決して手を抜いていないし、スタッフ達も頑張ってくれている。お客さんも多くの方が「美味しかったよ。」と仰ってくれているようなんですが、なかなか、結果が出ません。

 思えば、広尾に移転してからは、苦戦の連続でした。世の中的にも、サブプライムショックにリーマンショックと厳しい状況が続いていますし、サルシータのコアな客層だった外国人ビジネスマンの来店が目に見えて減っているのも、多分、その結果なのでしょう。

 お店でかかっている、ルべン・ブラデスの「アダン ガルシア」という曲の一節が耳にひっかかりました。"El tiempo es mi enemigo."(時代は私の敵だ。)  曲の内容は、不景気で仕事を解雇された男が、絶望して銀行強盗を犯して駆け付けた警察に射殺されてしまう話なんですが、彼が最後に言った言葉が、「時代は私の敵だ。怖れながら生きるより、微笑みながら死ぬほうが良い。良い思い出と共に。」というものなんです。実は、この話には落ちがあって、アダンが強盗に使った銃は、彼の子供の水鉄砲だったんです。彼には、自分の人生に絶望しても人の人生を妨害するようなことは出来なかったのですね。そういえば、この曲が入っているアルバム"Amor y Control"が出て少し後に見たマイケル・ダグラス主演の映画で、やはり人生に絶望した男が強盗を働いて、その日が停年退職の警官(確か、ロバート・デュバル)に射殺されてしまう話があって、ここでも主人公の男が持っていたのは水鉄砲だったんですよね。あれは偶然の一致だったのでしょうか?それから、この曲の出だし「かれの人生の最後の日、アダン ガルシアは過去のいつもの日々と同じように過ごした。」というくだりは、ルベンの盟友、ガルシア・マルケスの小説「予告された殺人の記録」の冒頭を彷彿とさせますね。

 それは、さておき、以前、メキシコの航空会社の飛行機で読んだ機内誌にコロナというビールで有名なモデロ社の会長のライフストーリーが載っていたのですが、彼は、第二次世界大戦中は情報局のスパイとして働いていて、そちら方面でも成功を収めながらも、戦後は会社の経営者としても大成功した人物ということでした。

 彼が言うには、「本物の男は如何なる時代でも対応し結果を出すものだ。」、、、

さすが!ぼくも時代のせいにしないで頑張って結果を出します!

写真は先日、ナショナルスーパーに買い物に行った時に目撃した綺麗な虹です。

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2009年7月14日 (火)

子猫救出劇

 相変わらずの閑な毎日。しかし、お店は閑でもなにかとやることがあるもので、毎日忙しいです。先週の初めは、ちょっとした「猫騒動」がありました。

仕事をしていると、ちょうどキッチンの裏当たりから小さい猫の鳴き声がずっと聞こえてくるのでどうしたことかと思ったら、実は、外の壁とキッチンの壁の間に、わずか15センチもないくらいの狭い空間があって、そこは、外の空気を中に取り込む通風口、あとはいろいろな電線が張り巡らされている空間になっていたようなのですが、そこに生後まもないような子猫が落ちてしまって、けっこう深いので自力で脱出できなくなったようなのです。落ちたところでは、お母さん猫が心配そうにしているし、あまりに悲しそうな声で鳴くので、可哀そうになって、そこにつながっている更衣室の天井とかを開けて出てくるのを待っていたのですが、どうも身動きがとれないようで、どうしたものかと思っていたら、裏手に住んでいるおばさんが消防車を呼んだみたいで消防隊員の方たちがランチタイムの時間にお店に入ってきて、内側と店の外側からなんとか子猫ちゃんを救おうとしたのですが、あまりに落ちたところが狭いので、なす術なく、帰ってしまいました。

 子猫は鳴き続け、次の日も消防隊員が8人で来たのに、やはり、駄目。「これは母猫が救い出すか、壁を壊すしか方法が無い。」ということで諦めて帰ってしまいました。それでも裏のおばさん達は虫を捕まえる網なんかでなんとか救い出そうとしたのですが、うまくいきません。「消防士たちでも無理だったのだから、、、」とあきらめそうになったのですが、あの悲しそうな鳴き声に居てもたっても居られなくなって、営業時間でしたが(どうせ閑なので)段ボールであの小さい空間にぎりぎり入るくらいの箱を作って、上に紐をつけてそっとその穴の中に降ろしてみました。深さはなんと1メートルくらいありました!その箱に猫が入ってくれたら、紐を引っ張って救い出そうというわけです。箱を置くだけ置いて、営業時間だったので店に帰っていたら、10分ほどして裏のおばさんが興奮してやってきて、「マスター、猫が出たよ!」というではありませんか!どうやら、箱が良い踏み台になって猫が自力で脱出したようなのです。考えていたシナリオ通りではなかったですが、まあ、結果オーライということで、、、いやあ、猫が無事に脱出してくれて本当に嬉しかったです。近所の人たち皆がとても心配していたので。おかげで近所のちょっとしたヒーロー?になった気分でした。(笑)

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2009年6月 8日 (月)

テックスメックス

51gizglae9l__sl160_aa115_  午後3時頃、キッチンで仕込みに追われていると、なにか人の気配が、、、

"Excuse me!(すみません)"という声がしたので客席のほうに行ってみると、大柄な黒人の女性が立っていました。にこやかな調子で "I'm craving for Mexican food! What time do you open?(私はメキシコ料理に飢えてるの。何時にお店開けるの?)" と聞かれ、午後5時半だと伝えると、"Can I see the menu?(メニューを見せて)" 、待ちきれない!といった感でメニューに目を通しだしたのですが、しばらくすると、その表情にどことなく落胆の色が、、、

 たぶん、彼女はサルシータのディナーメニューにブリトーやファヒータス、ハードシェルのタコスが無いのを見て「信じられない、がっかり。」という気持ちだったのでしょう。"Ok! I might come back!(あとで来るかも)"と言って店を出て行きましたが、will(来る)ではなくmight(来るかも)だった時点で、あーこの人は来ないな、と思ってしまいました。そして、結果も予想通り。駅の向こうにあるカリフォルニア風のメキシコ料理屋さんにでも行ったかな?

 ここ、広尾はご存知のように外国人の方達がとても多くて日本人のほうが少数派と思えるほどですが、メキシコ料理が好きな方がよその土地に比べてとても多い反面、やはり大半の方達はアメリカ風のメキシコ料理を期待しているんだなと実感します。

 アメリカにはメキシコ料理のお店が本当にたくさんあって、そのほとんどが本場メキシコ風ではなく、いわゆるテックスメックスと呼ばれる国境の北側のメキシカンです。タコスは油で揚げたハードシェル。トルティーヤは小麦粉のものが主流。味付けはメキシコの唐辛子ではなくチリパウダーを多用する。エンチラーダやブリトーには熔けるチーズをたくさん乗せる。小さい頃からそんな料理を食べて育ってきた人達には、とても愛着がある料理なんでしょうね。

 うちのメニューは、本場メキシコのものなので、そんな料理を目当てに来店される方のご期待を裏切ってしまうことが多いようです。ネットで「チーズが乗ってないエンチラーダは致命的だ。」などと書かれたこともあります。これって日本のお鮨屋さんで「アボカドの入ってる鮨がないのは致命的だ。」と言ってるようなものなんですけどね、、、

 せっかく来て頂いたお客さんのご希望に副えないのは心苦しい限りです。多くのお客さんはテックスメックス風のメニューでじゅうぶん満足するのだろうし、そんな料理に代えたほうが、需要も高く、コストもかからず、経営的には良いのかもしれませんが、本物のメキシコ料理を知ってしまった以上、もう後へは戻れません。明日からもメキシコの国旗を掲げて、"AUTHENTIC MEXICAN"と書いた看板を出してお客さんを待ち続けます。

 

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2009年5月20日 (水)

Y VUELVE OTRA VEZ!

Vuerve_otra_vez  新型インフルエンザ、遂に本格的に拡がり始めたようですね。関西では大変なことになっていますが、このぶんでは、関東で拡がるのも時間の問題のような気がします。

 ぼくも、通勤の電車ではマスクをするようにしました。お店を休めないのでね、、、実は、働き出してから、もう20年以上、健康上の理由で仕事を休んだことがないのが、ささやかなぼくの自慢です。

 それは、さておき、やはり、ゴールデンウイーク明けは、お客さんが減って、とても静かです。ただでさえ、この大不況で去年より売上が落ちているので、けっこう深刻です。インフルエンザの影響とは思いたくないのですが、、、

 そんななか、先週は恵比寿時代からのお客さんたちが、よく足を運んで下さいました。とてもありがたいです。こんな方たちの期待にこたえるために、腐らず、こつこつと頑張っていきたいです。

 さて、こんなぼくに最近元気を与えてくれているのが、サルサの大御所ウイリー・コロンのこのアルバムです。95年発売の「Y VUELVE OTRA VEZ!」 

 「AMERICAN COLOR」、「HECHO EN PUERTO RICO」とシリアスな内容の傑作が二つ続いた後のこの作品で、ウイリーさん、今度は昔の悪ガキに戻ったように、思いっきり弾けちゃってます。冒頭の軽快なナンバーは、役立たずと家族や親戚から疎んじられた男が宝くじに当たったとたん、世間の扱いが180度変わって巻き起こるドタバタ騒ぎを皮肉なユーモアたっぷりに演じきっています。悲喜劇に巻き込まれた男に出演を依頼する、ラウル・ベラスコ(シエンプレ エン ドミンゴ)、ベロニカ・カストロ(モビダ)、ドン・フランシスコ(サバド ヒガンテ)など、当時の人気バラエティショウ(今でもあるのかな?)の司会やそれらに出演していたであろう、トニー・ベガ、ヒルベルト・サンタロサ、グルーポ・ニーチェなどなど人気ミュージシャンの名前が出てくるところもリアルで面白い。

 タイトルのY VUERVE OTRA VEZ!(さあ、もう一度!)は、このアルバムが出る2年前に失意のうちに亡くなった、10代の頃からの盟友、エクトル・ラボーが、ライブの時に使っていた決め文句から取っています。ベテランの域に達していながら、シリアス路線から、一転、悪ガキ路線に転じたのは、エクトルを偲び、彼とやっていた頃をもう一度、思い出そうとするようなウイリーの心意気が感じられるのです。やはり、実の妹を亡くした後に出したアルバム「FANTASMA」は、とても内省的な内容だったのとは対照的です。そういえば、「FANTASMA」の最後の曲は、家族の故郷プエルトリコを昔ながらの美しい島と憧憬する内容だったのに対し、このアルバムの最後の曲は、近代化によって土地も人の心も荒廃していくプエルトリコを嘆き、怒っている内容になっているのも印象的ですね。

 このアルバム、曲の途中で、ウイリーがボソッとつぶやくところが何箇所かあるのですが、それが、自分に語りかけられているようでしびれます。(自意識過剰!)

 例えば、富と名声を手に入れるために、多くの人を踏みつけてのし上がった男のことを歌った歌の途中で、"Yo sigo pa'lante, y tú?,,,gozando!"(俺は、前向いて進んでるよ、それでお前は?(俺は)楽しんでやってるよ。) 

 愛することの切なさを歌った歌では"Cogelo suave amigo, que la vida es traicionera."(気楽に行こうよ。人生は裏切り者なんだから。)"Al mal tiempo, buena cara. Así decia mi abuela"(悪い時こそ、良い顔を。お婆ちゃんが言ってたな。)

 数々の苦難を乗り越えてきた男だからこそのこの渋いセリフ、言い回しも、いかにもニューヨークのプエルトリカンらしくて、ぐっと来ますね。ウイリーさんは、この一つ後のアルバム「DEMACIADO CORAZON」(これも傑作)を最後に引退してしまったのですが、もう一度、こんなウイリー節を聴きたいものです。

 Por favor, vuerve otravez!

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2009年4月 7日 (火)

入学式

Izumi_caminando  桜満開ですね。そんななか、今日は長女の泉の小学校の入学式に行ってきました。

 幼稚園は、駅の近くで少し遠かったのですが、小学校は、うちのすぐ近くにあるので、良かったです。一年に一回くらいしか着ない一張羅のスーツを着て、奥さんと妹の実花ちゃんと家族四人で出かけました。

 途中で、同じ小学校に通うことになった幼稚園のお友達に会って、「見て、今日は家族四人だよ。」と嬉しそうに言ってる娘を見て、普段、仕事にかまけて幼稚園の行事に全く行けなくて、寂しい思いをさせてしまっていたんだな、と感じました。御免ね。

 クラスが決まって、六年生のお姉さんに教室の自分の机に連れて行かれて、緊張した面持ちであたりを見回している様子を見ていると、この子も大きくなったな、と思って、感動しました。

 体育館で、校長先生や担任の先生達のお話を聴いて、写真撮影をして、二年生の子達からの歓迎の歌やお話も聴いて入学式が無事終わりました。新一年生の子達は、皆、お行儀良くて、先生や父兄の方達も、皆、感じの良い方ばかりで、とても安心しました。やはり、日本はいい国ですね。

 写真は、帰り道、おじいちゃんに買ってもらった新品のランドセルを背負って通学路を歩いて帰る泉ちゃんです。 

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2009年3月31日 (火)

サルシータも侍ジャパンだ!

Coyote まだ、ちょっと寒いけど、ようやく桜の季節ですね。今晩、娘二人と近くのピザ屋さんに食事に行きましたが、道すがら、たくさんの桜を見れました。うちのすぐ近くの公園は、まだ5分咲きくらいですが、ところによっては、満開のところもありますね。

 お昼は、税務署に消費税の申告をして、金融機関に税金を納めに行きました。もともとは、お客様からお預かりしているものなんですが、年に二度(中間納税があるので)かなりの大金を納めることになるのと、確定申告の直後なのでけっこう大変です。

 そんな思いをした後にニュースで、石原慎太郎知事が始めた「新銀行東京」が1000億円超の損失を出したことに対してある住民団体が監査請求をしたという話が出ていました。それに大して、東京都は「ノーコメント」だとか、、、石原さんは、あちこちのメディアで、「今の日本人は駄目だ」みたいな論調で憂国の士を気取っているけど、自分が主導して始めたこの銀行の破綻については、ほとんど人ごとのような態度で、まるで責任感を感じていないようです。こんな人が、どんなに立派なことを言っても、もはや白けるだけですけどね。今はオリンピック招致に夢中で、都のお金をその工作にどんどんつぎ込んでいるようですが、自分の名誉欲のために僕たちが必死で働いて収めた税金を無駄に使うのは止めて欲しいです。

 と、珍しく時事ネタになってしまいました。こっち方面に行くと際限無くなりそうなので、あまり触れないようにしてるのですが、今回は、あまりにタイミングが合ったので、つい、、、

 先週で、明るい話題と言えば、やはりWBCの日本の優勝でしょうか?連覇が決まった夜は、火曜日には珍しく遅くまで多くのお客さんで賑わっていまして、これもWBC効果かな?なんて話していました。日本流のきめ細かなスモールベースボールが、野球の本場の豪快でダイナミックなビッグベースボールを打ち破ったということですが、アメリカ人にしてみたら、面白くないでしょうね。言って見れば、けっこう前に、日本のお家芸の柔道で外国人選手に日本人が初めて負けた頃のような感じでしょうか?

 最近、ぼくもメキシコ人と一緒に厨房に入っていて、感じていたことが、自分はメキシコの味を表現しようとしているが、やはり、ぼくの作る料理というのは、あくまで自分の感性というフィルターを通したものなんだな、ということです。そして、自分というのは、やはり日本人だからか、メキシコ人にしてみれば、ここまでやるの?みたいな細かさがあるようです。どっか、侍ジャパンのスモールベースボールに通じるような、、、

 たとえば、サルシータでは、グアカモレ(アボカドのディップ)をほとんどオーダー毎に、すぐ出るであろう量のぶんだけ、何度にも分けて作るようにしています。アボカドの味はとても変わりやすく、30分もすれば、違う味になってしまうからです。しかも、味付けは普通、メキシコでは、玉ねぎやコリアンダー、唐辛子も入れますが、サルシータでは、アボカドの繊細な味をこわさないように、最小限の塩とライムだけ。また、他の料理についても、サルシータでは、各種の唐辛子のピューレを用意しておいて、素材の味を引き出せる分量だけ細かく調整して使うようにしていますが、こんなのも、日本人的かもしれませんね。

 よく、「このお店の料理は純粋にメキシコのものですか?それとも日本人向けにアレンジしてますか?」と訊かれることがありますが、そういう時は、「どちらも意図していません。自分が美味しいと思う料理を作っています。」と答えることにしています。だって、自己表現がしたいから、自分で店をやって、体がきつくても、朝から晩まで自分で料理をしているわけですから、儲かるから、とかウケルからとかじゃ無く、自分が美味しい、旨い、というのを基準にしたいじゃないですか。しかし、だからといってその料理が本場のメキシコ料理から遠く離れてしまうのはいけないので、そこはちゃんと気をつけています。だから、今、自分の商品に対する基準は、「自分が食べて美味しいか?」「メキシコの人が食べても美味しいか?」と二つあります。あと、最近は「体に良いか?」というのもありますね。

 本物のメキシコ料理を、と言いつつ、日本人である自分の個性を消すことは無い、と思うのです。メキシコ人の真似ばかりしてもつまらない。自分は自分で良い。それで、本場のメキシコの方に、「これ、美味しいね。」と言われたら嬉しいですよね。それが本当のメキシコへの恩返しですよね。

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2009年3月23日 (月)

タックスシーズン

Libros  自営業の方なら、皆、そうだと思うのですが、この確定申告の時期は、大変です。あちこちから領収書をかき集めたり、色々、慣れない計算をしたりと、、、

 もう10年目なので、多少は慣れましたが、一年に一度のことなので、忘れていることも多くて、毎年、四苦八苦しています。それに加えて、ある雑誌の取材なども入っていたので、ここ2週間ほどは休み返上で、大忙しでした。

お店のほうも、ここのところ、忙しくなってきていて、仕込みも多いので、朝から晩まで常に追われている感じです。まあ、閑なのよりは良いですよね。新しいスタッフも入ってきたので、気分もすこし新しくなっています。

 最近、料理の写真を撮っていないので、こんなのはどうでしょうか? トイレの手前にある、メキシコ関係の本がおいてあるスペースです。休憩時間などに、スタッフが手に取って読めるように、料理の本、旅行ガイドブック、芸術関係の本などが置いてあります。そういえば、うちのスタッフは、ここのところ、入れ替わり立ち代りにメキシコに遊びに行っていて、休み時間によく情報交換をしていますね。サルシータだけでガイドブックが一冊作れるんじゃないかと思えるほどです。左側のピンク色のものは、メキシコシティ郊外のコヨアカンで買ったミニチュアの食器棚、奥にあるのは、オアハカで買ったブリキのマリア様です。

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