死者の日、モレアマリーヨ、センパスチル
さすがに東京屈指のインターナショナルな街、広尾だけあって、ハロウイーンはけっこう賑やかでした。仮装した子供さん達は多かったですね。サルシータにも、賑やかな仮装軍団が一組来て大騒ぎしていました。
そんな、ハロウイーンが終わるとメキシコ人にとって大切な行事である「死者の日」が始まります。
この「死者の日」は亡くなった家族や先祖の霊が家に帰って来る日と信じられていて、そんな「死者」達を温かく迎えようという、先住民の死生観を強く受け継いだ風習と言われています。これは、死は魂の終わりを意味しない、むしろ、生きている間が夢を見ているに過ぎないと信じたメキシコの先住民の死者を祭る儀式を、「死が魂の終わり」と信じたキリスト教徒のスペイン人達がなんとかやめさせようとして、カトリックの「全聖人の日」(11月1日)に組み込んでしまったのが現在の形になった起源とされています。これで先住民達が死者を祭るのをやめて、キリスト教の聖人たちを代わりに祭るようになるのを期待したようですが、長い伝統を持つ彼らの風習を代えるには至らず、死者への信仰は今もメキシコでは強く残っているというわけです。
写真は、この「死者の日」の前によくメキシコの南部オアハカ地方で食べられるという「モレアマリーヨ」(黄色いモレ)です。その由来は、死者の日に死者を祀った祭壇や家のドアに飾られるマリゴールドの花の原種、「センパスチル」の花に色が似ているからだと言わ
れています。死者の魂が迷わず家に辿り着けるように目印としてこの花を飾るらしいです。
この「モレアマリーヨ」、いわゆる有名な「オアハカの七つのモレ」の一つで、サルシータでも、先月中は何度かお昼のメニューでお出ししました。チレグアヒーヨに緑のトマトがベースで、シナモン、クローブ、クミン、アニスなどのスパイスが入る、ちょっとカレーぽい味です。入っているマッシュルームのような形のものは、「チャチョヨーテ」というとうもろこしの粉で作ったニョッキのようなものです。













まだまだ、寒い日が続きますが、春は確実に近づいていますね。最近、近所のナショナル麻布さんで見つけてランチの付け合せによくお出ししているのが、メキシコで"CEBOLLITA"と呼ばれている、小さな葉っぱ付きの玉ねぎです。メキシコでは、これがタコス屋さんの定番なんですよね。程よくグリルすると、香ばしさと甘さがなんともいえない美味しさなんですよ。

























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