2007年1月21日 (日)

スリーアミーゴス

今朝の産経新聞の記事に、メキシコ出身でハリウッドで今、活躍している映画監督の3人、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリティ、アルフォンソ・クアロン、ギジェルモ・デル・トロが関係者の間でスリーアミーゴスと呼ばれているという記事が載っていました。実際、彼等は互いに仲が良く、アメリカ人の俳優達からも、受けが良いらしいです。そして今年のアカデミー賞では3人揃ってノミネートされているとか、、、素晴らしいですね。

 スリーアミーゴスと言えば、ぼくがアメリカに住み始めて間もない頃にそういう名前の映画がヒットしていました。20年近く前なので詳しい内容は忘れてしまったけど、売れないハリウッドの役者3人がメキシコの小さな村に行って悪い奴等と戦う羽目になる、みたいな筋でしたよね。アメリカでとっても人気のあるコメディアン、スティーブ・マーティンらが出ていたコメディ映画でした。その時は気付かなかったけれど、今から思うと、あの映画はクロサワの「七人の侍」のパロディだったんですね。

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2006年10月21日 (土)

アレックス・ローラ/ロックに取り憑かれた男

メキシコ・ドキュメンタリー映画祭も昨日で終わってしまいました。当初は4、5本観るつもりでしたが、結局、時間が取れずに3本だけしか観れませんでした。

 その中で一番、観て良かったなーと思えたのは、80年代から活躍している、メキシコの人気ロックバンド、エル トゥリ(EL TRI)のリーダー、アレックス・ローラ(ALEX LORA)を追ったものでした。同じメキシコのロックバンドでもカフェ タクーバやマナが割とインテリ層に人気があるのに対し、エル トゥリは圧倒的に社会の底辺にいる労働者階級から支持されていて、アレックスは彼等にとっての「良き兄貴」といった存在でしょうか。

 エル トゥリのスタイルは、難しいこと抜きのシンプルなロックンロールといった感じですが、歌詞は彼等の聴衆である労働者達の日常的な悩みを歌ったものであったり、彼等の不満や鬱積を代弁して腐敗した政府や役人をこき下ろしたものだったりして、その辺りが人気の秘密なんだろうと思います。あと、特徴的なのが、アレックスのシモネタ満載のお馬鹿なトークでしょうか。お上品な方々が聞いたら、思わず眉をひそめたくなるような下品さですが、こんなところも、実は、嫌なことばかりあるけれどクヨクヨしないで、笑い飛ばしてしまおうという彼なりのメッセージになっているのです。

 そんな、いつもはお下劣なジョークを連発している彼が、麻薬中毒の若者達が入れられている施設を訪問して、「人間、誰もがいずれ死ぬ運命なんだから、せっかく神様が与えてくれた生きられる時間を、自分や自分の周りの人達のために有効に使おうよ。」と語りかけるシーンでは、まるで聖者のように見えました。

 また、彼等がロサンゼルスでコンサートを行った時の映像では、観客の殆どがメキシコから出稼ぎに来ている人達でしたが、それを見て、スペインのバルセロナの闘牛場を連想してしまいました。知的なカタルーニャの人達は闘牛なんて野蛮なものには興味が無いので観に行ったりしないのですが、闘牛場は、南のアンダルシアから出稼ぎに来ている人達でいっぱいになるのです。

 家族のために、故郷を遠く離れて働いている人達を励まそうというアレックスの心意気にも感じ入ってしまいました。

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2006年10月16日 (月)

メキシコの魂を唄った男/ホセ・アルフレッド・ヒメネス」

 メキシコ・ドキュメンタリー映画祭にて「メキシコの魂を唄った男/ホセ・アルフレッド・ヒメネス」を観て来ました。あのメキシコの大衆歌謡ランチェラの王様の人柄や作品について、彼の家族や作家、音楽家などが語る、といった内容です。詩人として、或いは作曲家としての彼の偉大さについては、今更言われなくても充分承知していましたが、彼が音符は読めないどころか、楽器を一つも弾けなかったというのは知りませんでした。あの山のようにある名曲の数々は、鼻歌で作られていたそうです。なんていう天才なんでしょう!

 彼と共に恋と酒に溺れた破天荒な人生を送り、生き残った老チャベーラ・バルガスがべラクルースのホテルで彼の思い出を楽しそうに語る表情が味があって良かったなあ。「彼には80人も恋人がいたのよ、80人も!」と言って豪快に笑ってましたね。あのマッチョな歌詞の勇ましい唄"EL REY"(王様)が、実は彼の辞世の歌だったなんてのも初めて知りました。なんというかっこよさ!

 映画が終わって、立ち上がって後ろを向いたら、同じ恵比寿でお店をやっている、数少ない日本人のメキシコ歌謡の歌手サム・モレーノさんと目が合いました。「いやあ、良かったねえ。やっぱり凄いねえ。」サムさんもさすがに感動していましたね。

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2006年9月14日 (木)

メキシコ・ドキュメンタリー映画祭

一昨日、来店頂いたお客さんがこの映画祭のチラシとポスターを置いていかれたので、もう皆さんご存知かもしれませんが、告知しておきます。

メキシコ・ドキュメンタリー映画

ぼくも、時間を作って出来るだけ観に行こうとおもいます。

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2006年9月 1日 (金)

ペドロ・アルメンダリス

 トラックバックに付いていた映画の情報で分かりましたけど、「カクタス・ジャック」や「アマロ神父の罪」に出ていたのは、メキシコ映画黄金期の名優、ペドロ・アルメンダリスの息子さんだったんですね。考えてみたらそれはそうですよね。彼がもし今も生きていたら、それこそ、ヨボヨボのお爺さんでしょうね。

 それで思い出したのですが、ペドロ・アルメンダリスはジョン・フォード監督などの西部劇にも、けっこう出ていたんですね。広瀬隆さんが随分前に書いた本「ジョン・ウエインはなぜ死んだか」では、ネバダ州などの核実験で残った放射線の影響で多くのハリウッドの役者が早死にしたという推察をしていましたが、ペドロもその1人だったという扱いをされていた気がします、、、

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