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2011年3月

2011年3月28日 (月)

GORDITA!

Gorditas_2  また、1週間が過ぎました。無残なほどにがらがらだった前の週に比べると、少し、お客さんが戻ってくれたようです。

 広尾の街も、少し、活気を取り戻してきたように見えます。でもやっぱり家族連れの方は少ないですかね。学校も休みに入ったし、お子さんのいる家庭の多くは東京脱出してしまったようです。いつもは、家族連れで賑わう週末のランチタイムなんですが、先週はファミリーの姿はありませんでした。

そんななか、金、土と続けて、恵比寿時代のお客様で広尾に移ってからは初めて来た、という方達がいらっしゃいました。移転してもう3年半経つので、さすがにもうそんな方はいないだろうと思っていたのですが、、、嬉しいサプライズです。

 まあ、わが身を振り返っても、良いお店だなと思っても時間が取れなかったり、他にも興味あるお店がたくさんあったりして、なかなか再訪出来ないことってけっこうありますよね。特に東京はお店の数がめちゃくちゃ多いんだし、、、

 お店で仕込み中はラジオをつけてるんですが、先週、2度も、「外食産業が大変なことになっている」という話が出ていました。やっぱりな、て感じですね。ただでさえ不況で大変なのに、この震災の混乱と食の安全の不安などで大打撃を受けています。知り合いの同業者の何人かと話したのですが、やはり、暗い話ばかり聞かされました。

 でも、最後はやっぱり、「頑張るしかないね。」という話になるんですよね。日本の復興のためにも、一人一人が、与えられた仕事をベストを尽くして全うすることしかないですよね。また、今週も頑張ります。ぼくの仕事は美味しい本場のメキシコ料理を提供することなので。

 写真は、今週のお勧めにしている「ゴルディータス」です。厚めのとうもろこしの生地を鉄板で軽く焼いてから油で揚げて膨らませ、水平に切れ目を入れて中に具を詰めるメキシコで人気のアントヒートスの一つですが、中身はサルシータオリジナルで菜の花と牛肉をハラペーニョのドレッシングで和えたものを詰めています。お客さんの反応も上々で、これも定番にしたいほど気に入っています。

 

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2011年3月21日 (月)

CEBOLLITAS!2

Cebollita2_5 福島原発、なんとか最悪の事態を免れたようでほっとしています。最後は東京から派遣された消防士さん達が頑張ってくれましたね。これで、少し安心できます。もちろん、被災者の方達はまだまだ大変でしょうけど、、、

 この3連休、広尾の街はがらがらです。いつも賑わっている向かいのイタリアンスタイルのカフェテリアはずっと休んでいるし、ナショナル麻布スーパーさんも外人客がまばら、先週は買い溜めする人達でごった返していたのに、、、

 ここ数日、どこかの放送局なのか、静かな街の中で外人の人にカメラを向けてインタビューしている光景をよく見かけます。「皆、いなくなっちゃたねー」とか言ってるんでしょうね。

 サルシータも相変わらず閑古鳥の鳴く日々です。ここ1週間で掃除に没頭したので、キッチンもダイニングもとてもキレイになりました。節電中で暗いのでよく判りませんが、、、包丁も研ぎまくって、とても切れるようになりました。あまり切るものが無いのですが、、、

 さて、そんな中、昨日は今お勧めしている「セボジータ」がけっこう出て嬉しかったです。やっぱり、メキシコで食べたことがある人なら頼みたくなりますよね。写真は、9割方火が入ったところです。フライパンに少しの油をひいて、葉っぱのほうだけ焦げるので外に出して、弱火でじっくり焼きます。ここまでしていおいて、後はオーダーが入ったら頼まれたぶんだけ再度加熱してお出ししています。メキシコの唐辛子「グアヒーヨ」のソースを添えていますが、塩だけでもじゅうぶん美味いです。実は、以前、ある業者さんからメキシコの有機天然塩を頂いたのですが、それを振りかけて食べたみたらすごい美味しかったです。

 この塩はメキシコの太平洋岸の小さな州、コリマにある"CUYUTLAN"(クユトラン)という潟湖で採れたもので"LA FLOR DE SAL"(塩の花)という名前が付いていました。フランスのゲランド地方のとても高級で有名な塩に同じような名前のものがありますが、それと比べても遜色ないのでは?と思わせる旨さです。

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2011年3月19日 (土)

静かな1週間

Pan_2  あの大地震から1週間が過ぎました。例年だと、もう桜も咲こうかという時期なのに、今年はまだまだ寒いです。避難所や車の中で生活されている被災者の皆さんに、この寒さは辛いでしょう。少しでも早く暖かくなることを願います。

 原発事故も大変なことになっています。僕たちは、これ以上悪化しないように祈ることしか出来ません。今、原発の事故現場で命がけで戦ってらっしゃる自衛隊、警察、東電の関係者の方達には深く感謝です。 

 もちろん、東北の方々に比べれば、たいしたことは無いのですが、僕たち東京に住む者達にも地震の影響が大きくのしかかってきています。ここ広尾は外国人の方がとても多いのですが、だいぶ、少なくなりました。電車が本数減ったせいか、余震を恐れてか、街はがらがらで、お店も閉まっているところが多いです。開いているお店も節電のために灯りをだいぶ落としていて、いつもはあんなに明るいコンビニやスーパーなんかも冷蔵庫の照明を消しているので薄暗い感じです。まあ、これはこれで、中南米っぽくてなんか懐かしい(笑)気もしますが、、、お店からミルクや乾電池が消えました。パンも消えていましたが、少し戻ってきたみたいです。

 サルシータも、かなり暗くして営業しています。ただ、ほとんどお客さんは来ません(泣)。売上は激減です。まあ、こんな時期だから外食する気分じゃないですよね、、、今は我慢のときです。広尾に移転以来、サブプライム危機、イラク戦争時の原料の高騰、リーマンショック、豚インフルエンザ騒ぎ、と数々の試練がありましたが、今回はそれらが全部まとめてやって来たくらいの衝撃かもしれません。とても大変ですが、命を落とされた方、家を失くされた方達に比べれば、まだまだこれくらいたいしたことないと思って前を向いて行くしかないですね。

 いつもは、近所の神戸屋ベーカリーさんでパンを買っていたのですが、ここのところ、いつものが売ってないので自分で焼いてみました。見た目は今一つですが、味はけっこう良かったです。普通のフランスパンよりもちっとしていて、メキシコのパンに近いかもしれません。

  

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2011年3月13日 (日)

お見舞い申し上げます。

 このたびの大震災で被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。

 いつもは優しい自然が、突然、牙を剥いたときの恐ろしさ、容赦無さを痛感しています。

 あの、たった一瞬の前と後で、世界が全く変わってしまうという現実の非情さも、、、

 サルシータは無事でした。こんなときに店を開けるのもどうかと思いましたが、レストランは近所の方々の交流の場でもあり、いつも来て下さる常連さんが来られたときにがっかりさせたくないので、普段通り営業することにしました。

 一刻も早く事態が収まり、救助や復旧作業が進むことを祈っております。

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2011年3月10日 (木)

CEBOLLITAS!

Cebollitas_2 もう、春がそこまでやって来ているのに、手前で足踏みしている感じですね。まだまだ寒いです。

 しかし、サルシータには、春の訪れを告げるような食材がやって来ました。静岡特産の「オニオンヌーボー」です。緑の葉っぱが付いた、小さな玉葱です。

 日本では、春先だけの名物ですが、メキシコには一年中あって、とても愛されている野菜なんですよ。あちらでは”CEBOLLITA”と呼ばれています。特にタコス屋さんでは必需品です。

 弱火でじっくり焼くと、外側はカリカリで香ばしく、内側は柔らかくて甘ーくなりとっても美味しいです!サルシータ自慢のグアヒーヨソースをかけると更にGOOD!只今、1個200円で提供しています。メキシコ人の愛する味を、ぜひ、お試し下さい!

 

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2011年3月 8日 (火)

フーデックス ジャパン 2011

Foodexjapan2010_2 先週、幕張メッセで開かれたアジア最大の食の祭典、「フーデックスジャパン2011」に行ってまいりました。

 フーデックスは7,8年ぶりくらいでしたが、相変わらずの規模の大きさに圧倒されました。不景気で、外食産業は瀕死の状態にあるなどと、巷ではよく書かれたりしていますが、これを見ると、まだまだ、すごい活況だなと思い直したほどです。そして、嬉しいことに海外出展ブースの中で一際、活気があったのがメキシコブースでした。やはり日本とのFTA締結が大きかったのでしょうね。特に牛や豚の食肉やアボカドやサボテンなどの野菜、それに、新しい銘柄がたくさん来ていたテキーラ、メスカルなどのお酒はすごい充実ぶりでした。日頃、取引きさせてもらっている輸入代理店の方々や、テキーラ協会の林会長も元気に商品をPRされていました。朝10時過ぎに到着したのですが、あちこちで試食や試飲したりメキシコから来られている生産者の方たちと話をしていると、あっという間に時は過ぎて、気が付いたらもうお昼前になっていました。

 実は、今回のフーデックスでは、ぼくは、一つのミッションを帯びておりまして、それは、午後1時から行われるメキシコ伝統料理についてのセミナーで、メキシコ料理関係者の皆さんの前でスピーチすることでした。

 急ぎ足で他の国のブースを周り、開始15分前くらいにセミナールームへ向かいました。ほぼ50名くらいのキャパシティです。初めにメキシコ外務省商務部のガルサ参次官より、昨年、世界遺産の無形文化財に認定された伝統的メキシコ料理の魅力とメキシコの豊富な食材、今後の日本でのメキシカンレストランへの期待についてのお話がありました。流暢な日本語で、さすがに外交官の方ですね。その後、伝統的メキシコ料理を供するレストランのオーナー、シェフの立場から、メキシコ料理について自分なりの考えをお話させて頂きました。 20分の持ち時間でしたが、やはり、人前で話すことに慣れていないせいで、内容については前々からよく考えていたのですが、いざ、皆さんの前で出ると、なかなか思うように言葉が口から出て来ずに、焦りました。

 後になって、あれを言ってないとか、これも忘れたとか思いだしてちょとがっかりでしたが、最後には皆さんに拍手して頂き、商務部の方達から労いのお言葉をかけて頂きましたし、普段はなかなか会う機会の無い他のメキシカンレストランのシェフの方々ともお話出来て、とても貴重な体験でした。この機会を与えて下さった大使館の方達、拙い話を静かに聴いて下さった出席者の方達に感謝します。ありがとうございました。

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