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2009年6月16日 (火)

アラチェラ

Arrachera_3 本格的に梅雨に突入ですね。自宅から最寄りの駅まで、けっこう歩くので、連日の雨はちょっと気が重いです。でも、農業にとっては必要な雨なんですよね。美味しい野菜やお米あっての僕たちの生活だし、仕事なので、雨にも感謝しないと、ですね。

 なんでこんなことを思うかというと、最近読んだこの本の影響かもしれません。

「農協の大罪」 山下一仁著 宝島社新書

この本によると日本が経済大国たりえたのは、豊富な水資源のお陰だそうです。日本の年間降水量は世界平均の2倍で世界第3位。そしてここが重要なのですが、我が国特有の豊かな森林と水田が「自然のダム」の働きをしてその水を蓄えてくれることにより日本の取水量は世界の1位、世界平均の約6倍となり、この並外れた水資源が日本の産業の礎になっていたのです。日本が工業立国たりえたのも、この水資源があったから、何故かというと、農業だけでなく工業においても水というのはとても必要なものだからだそうです。そしてこの著者が憂いているのは、農水省と農協が推し進めている減反政策によって日本から水田が少なくなり、米の生産(これもとても大切ですが)以外に水田が長年果たしてきた水資源保持、洪水防止といった、いわば人間と自然の共生システムを壊してしまうことなのです。

 こんなこと以外にも、この本には、目からウロコが落ちるようなことがたくさん書かれていました。ある目的のために作られた組織が、大きくなるにつれて、初めの目的よりも組織そのものを維持することに重きを置かれるようになることなど、現代社会の問題点についてもいろいろ考えさせられました。

 さて、サルシータの話です。最近、ランチで出して好評を博しているのが、アラチェラ(ARRACHERA)というメキシコ風ハラミステーキです。日本の焼肉屋さんでも最近人気のある牛の横隔膜の部位、フランス料理ではバベットと呼ばれるところですよね。ちなみにアラチェラというのはメキシコ特有のスペイン語のようで、スペイン語の辞書には出ていません。スペイン語でこの部位は"FALDA"(スカート)と言います。細長くてひらひらしている感じがスカートに似ているからでしょうか?因みに英語でもここは"SKIRTSTEAK"といいますね。

 この部位は、牛肉の中でもジューシーで肉本来の旨味が味わえるところで、メキシコでも大人気です。サルシータでは、塩、サラダ油、ライム、ハチミツで一晩マリネしてから焼いています。美味しいですよ!

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