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2009年4月21日 (火)

オルチャータ

Aguas 先週のニュースで、けっこう衝撃的だったのが、反米で知られるベネズエラのチャべス大統領が、オバマ大統領と握手していた写真でした。カストロを尊敬し、ブッシュを悪魔と呼んだ彼が、オバマになったとたんにそんなに変わるとは、、、

 そして、興味深かったのが、彼がオバマに手渡した本です。新聞で見て、もしやと思ってネットで調べたら、やはり、あの本でした。

ウルグアイの作家エドゥアルド・ガレアーノの"Las veinas abiertas de America Latina" 中南米における欧米諸国の搾取ぶりを告発した歴史書です。タイトルは訳すと「切り開かれたラテンアメリカの血管」とでもなるでしょうか。日本語訳「収奪された大地」も出ていて、20年近くまえに読んで衝撃を受けた思い出があります。

 ラテンアメリカでは広く読まれている本のようで、ぼくもボリビアで露天の本屋で平積みになっていたのを買って、スペイン語の勉強にと少し読んで挫折しました(笑)。確か、アルゼンチンのベテランスカバンド"Los fabulosos cadilacas"に同じタイトルの曲がありましたね。それこそ、アメリカが後ろで糸を引いたといわれるクーデターで倒されたチリの元大統領サルバドール・アジェンデの姪で作家のイザベル・アジェンデが祖国を後にした時に持って出た本の1冊だったとか、、、それはさておき、今回驚いたのは、このニュースが出てから、アメリカのアマゾンで、売上げランク五千何百位かだったこの本がたちまち7位にまで上がったというニュースでした。圧倒的多数のアメリカ人は自国に都合の良い歴史解釈しか教わっていないので、こういう現象を起こしただけでもチャべスの功績は大きいと思います。

 さて、メキシコでよく飲まれているノンアルコールの飲み物の代表、オルチャータを作ってみました。生のお米とシナモンスティック、アーモンドで牛乳に味と香りを付けた飲み物です。

 もともとは、スペインのバレンシア地方が発祥の地で、あちらでは「チューファ」と呼ばれる植物の球根から作られます。メリメの小説「カルメン」にも登場していたと記憶しています。バルセロナに滞在していた頃、下宿先のすぐ近くにおじいちゃんがやっているオルチャータ屋さんがあって、午後の短い時間だけの営業だったのに(だからか)、いつも行列が出来ていたのですが、そこのオルチャータの味は未だに忘れらないほど美味しかったです。

 メキシコのオルチャータは、チューファが手に入らないので、お米などで似た風味を出しているのでしょう。こちらもなかなかいけますよ。スタッフに味見させたところ、評判は上々でした。写真の真ん中のやつです。ちなみに左は「ハマイカ」と呼ばれるハイビスカスのアイスハーブティ、右はタマリンドというソラマメ科の植物の果肉を水に溶いてつくる飲み物で、この三つが、メキシコでは人気の飲み物の代表でしょうか。

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