BUÑUELONI
先週末のことで、前の記事に続けて書くつもりが、オバマさんのところで長くなってしまったので、仕切り直しさせて頂きました。
去る金曜日は、昨年後半、「メキシコの美の巨匠たち」という講座でお世話になった、野谷文昭先生とスタッフ、学生の方達が、打ち上げと新年会をかねてご来店されました。メニューは、おまかせで、ということだったのですが、メキシコ通の方達だけに、どうしようか、けっこう悩みました。結局、普段のパーティでは、あまり出さない、「ソペ」(トルティーヤを柔らかいパイケース状にして焼いて豆のペーストとサルサを乗せたもの)、「サボテンのサラダ」、たまたま、手に入った「クイトラコッチェ」(とうもろこしに生えるきのこ、メキシコでは珍味として好まれる)などや、定番の「モレ」や「海老のにんにく唐辛子炒め」などもお出ししましたが、幸い、満足していただけたみたいで、ほっとしました。
写真は、そのときにサプライズとして食前酒としてお出しした、「ブニュエロニ」というカクテルです。(実際は、もう少し小さなグラスでお出ししましたが。)これは、スペイン出身でメキシコに長く住んで活躍したシュールリアリスト、映画監督のルイス・ブニュエルが創作したカクテルで、10年以上も前にメキシコで買ったある本の中にレシピを見つけて以来、ずっといつか作ろうと思っていた、ぼくにとっても、「幻のカクテル」でした。普段、うちで使わないお酒が必要だし、あの偉大なるブニュエルも、日本ではそんなに知られていないし、ちょっとマニアック過ぎるかな、と思って、作るのをずっと控えていたのですが、今回の講座でもブニュエルを担当された野谷先生だったら、(たとえそんなに美味しくなくても?)喜んでいただけるのではないかと、思い切って材料を取り寄せて作ってみました。試作してみたところ、ブニュエルさんには失礼ですが、意外なほど、美味しくて驚きました。果たして、皆さんの反応も悪くなかったようです。これは、ドリンクメニューに載せる日が近いかもしれません。お楽しみに!



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