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2008年11月11日 (火)

メキシコの大女優達

Delrio29  少し前に、キッチンの主力スタッフが二人も辞めたので、新しいスタッフをまた何人か加えて新体制でやっております。慣れるまで、少し時間がかかるかと思いますが、よろしくお願いします。

 そして、何故か、最近、スタッフへの応募が多いです。電話でお話をさせてもらうのですが、皆さん、メキシコへの何らかの想いがあるようで、是非、一緒に働いてみたいと思う方ばかりなのですが、いかんせん、今の状況では、もう雇えないので、勘弁してもらっています。すごく、人が欲しいときに全く応募が無いときもあるのに、、、

 今すぐは無理でも、いつか働いてもいいかなと思える方は、ひき続き、連絡お待ちしています。いつ状況が変わるかわかりませんので、、、

さて、そう言えば、今発売中の小学館の雑誌「サライ」にて、サルサの作り方、それを使った簡単な料理などを紹介しています。是非、ご覧下さい。簡単で美味しくメキシコの味を体験出来ると思いますよ。

さて、本日はジャパンファウンデーションの「メキシコの美の巨星たち」シリーズの講座に行ってまいりました。今日のテーマは「メキシコ映画のミューズたち」、講師は上智大学教授のマウロ・ネーヴェスさん。メキシコ映画黄金期の二大女優、マリア・フェリックスとドローレス・デル・リオを中心にお話が進められましたが、とても面白かったです。この二人の個性が全く違っていたこと、(マリアは、サカテカスの庶民の出で、セックスアピールもある強い女を演じ、ハリウッドに興味を示さなかった、ドローレスは、ドゥランゴの裕福な家庭出身で耐える聖女のような役やメロドラマを演じ、ハリウッドでも大変な成功を収めたことなど。)そして、お互いに犬猿の仲であったこと(二人の唯一の競演作「ラ・クカラーチャ」では、二人がぶつかる場面でうまく行かず、なんと120テイクも撮り直したそうです!)など、とても興味深いお話でした。ぼくは、ドローレスさんが、そんなにハリウッドで活躍していたことを知りませんでした。ルドルフ・ヴァレンティーノの女版のような存在だったとか、かのオーソン・ウエルズと浮名を流したとか、初耳でしたね。黄金期の前の女優達、ルペ・ベレスやアンドレア・パルマの話も面白かった。アンドレア・パルマの30年代の主演作「港の女」のビデオを見せて頂きましたが、そこでかかっていた楽曲のメロディが、どこかで聴いたことがあるな、とずっと考えていて、ブラジルのシンガー、カエターノ・ベローゾの「オダラ」だと気付いたときはびっくりしました。本当に似てた、というか、メロディーがそのままだったのです。マウロ先生がブラジル人だというのもあって、後で訊いてみたところ、あの曲はアウグスティン・ララ(ヴェラクルース出身のメキシコの大作曲家)がその映画のために書いた曲ということでした。「偶然でしょう、でも少しは影響があったかもしれません」ということでした。そういえば、カエターノは「粋な男」というスペイン語の曲のカバーアルバムで、ララの「マリア ボニータ」をカバーしていましたね。あの、「マリア ボニータ」のマリアは、その時、ララと恋仲にあった、マリア・フェリックスのことなんですよね。マリアの代表作「エナモラーダ」は、ぼくの最も好きな映画の一つで、映画の舞台になったチョルーラを訪ねたときに、映画のタイトルそのままの「エナモラーダ」というレストランがあって、感激したのを覚えています。店内には映画のシーンの写真があちこちにかざられていましたっけ。ちなみにサルシータにも、あの映画でマリアさんがモレの味見をしている場面の写真が、メキシコ観光局からもらったチョルーラのポスターの横に飾ってありますよ。

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コメント

2大女優として、マリア・フェリックスとドローレス・デル・リオは、正しいと思います。
その次に来るのは、やはりニノン・セビージャやリベルタ・ラマルケだと思います。
また、アンドレア・パルマもドローレス・デル・リオも元々は、ヨーロッパ系の血も入っているので、スペイン系でもインディオ系でもない顔立ちです。
また、確か遠い血縁があった筈だと記憶しています。
港の女の監督は、アルカディ・ボイトラーというモスクワ生まれ、エイゼンシュテインの協力者でもあり、メキシコの他、ドイツ、チリでも映画を撮っている極めて特異な監督です。

投稿: メジ | 2015年9月 3日 (木) 05時44分

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