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2008年8月

2008年8月26日 (火)

男の簡単料理

P8190127  お盆の箱根旅行から帰って来ました。家族ともども、温泉にゆっくり浸かってリフレッシュしました。やはり、日本はいいですね。旅先で世界のあちこちの温泉に入りましたが、やはり、日本の温泉のあの絶妙な湯加減は格別ですね。日本で普通に暮らしていると、別に特別なことではないのだろうけど、海外で暮らして日本に帰ってくると、日本の良さを実感しますね。

 さて、今日は、ある大人向け雑誌の依頼で、「男の簡単料理」というページに使う料理を四品考えて、都内の料理写真家の大家の方のスタジオで撮影してきました。料理の初心者の男性でも作れる料理を、ということで、これは簡単だろうと、気軽に引き受けてみたものの、普段は、如何に珍しい食材を使ってメキシコらしい料理を作ろうか考えているのに、今回は、なるべく身近な食材で誰にも受け入れられる料理を作ることを考えなければいけなかったので、けっこう悩みました。しかし、そのかいあって、まあまあ納得いけるものが出来たかな?と思っています。また、写真家の方はかなりご高齢でいらっしゃいましたが、仕事に対する姿勢が真剣で大変なこだわりを持った方で、おおいに刺激を受けました。雑誌の発売日など、詳しいことがわかったら、また、お知らせしますね。

 息ついている間もなく、今度は、明後日に迫った、あるラジオ局の番組の食事会のためのメニューを考えています。なるべく、一般に知られていない本場のメキシコ料理を、ということで、普段作っていないような、ちょっと珍しい(といってもあちらでは普通なんですが)料理も作ろうと思っています。

 僕達の仕事は毎日、同じことの繰り返しという性質があるので、たまに入るこういうメディアの仕事は、ちょっと大変でも、良い気分転換になるし、自分を成長させてくれるので積極的にやっていきたいですね。

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2008年8月17日 (日)

お盆休み

Robot  お久し振りです。毎日が飛ぶように過ぎて行ってる感じで、気が付けば、8月も後半ですね。過ぎてみると、あっという間ですが、振り返って見ると、今週もいろいろなことがありました。

火曜日は、いつもホールのスタッフのユニフォームなどでお世話になっている、新橋の「カフェ イ アルテ」のお誕生日ということで、オーナーの織家さんとスタッフの方が来店されました。サルシータがオープンした時にお話を伺ったら、確か25年やってると仰っていたので、もう34年?ですかね。凄いなあ。お誕生日のデザートを運んで行ったときに、新人のメキシコ人スタッフのアドリアン君が、メキシコのお誕生日ソング、「ラス マニヤニータス」を歌ってくれて、とても感激されました。頼まれているわけでもないのに、お客さんを楽しませようとすることが、自分から出来る、さすが、サービス精神旺盛なメキシコ人ですね。素晴らしい!

 水曜日はとても忙しい1日でした。そんななか、電話機が壊れてしまって大変でした。電話が通じないことで、沢山の皆さんにご迷惑をおかけしたと思います。申し訳ありませんでした。入ったばかりのスタッフが多くて、なかなか、仕事がスピーディに終らず、終電に間に合わず、結局、お店で寝ることに。

 次の朝、6時に起きて地下鉄で築地に買出し、お盆休み直前だったので、人が多いかなあ?と思っていましたが、そうでもなかったですね。約9年間、通っていますが、最近、市場に買い付けに来るプロの人は減っているような気がします。逆に、外国人を含め観光客が増えましたね。特に市場内のお鮨屋さんは、すごい行列で賑わっています。いつもは、朝そんなに食欲無いので入ったことが無いのですが、この日はお腹が空いていたので、お客さんの少ないお店を探して少しつまみました。短い時間でさっと食べれる、やはり、鮨はファーストフードですね。お店に帰ってから、ランチの仕込みをして、他のスタッフが来るのを待ってから、渋谷の家電量販店に電話機を買いに行きました。色々な種類があって迷いそうでしたが、時間が無いので、ささっと決めてしまいました。

1日半、電話が通じなかったお陰で、週末の予約が、いつもの半分くらいしか入ってなくて心配しましたが、金、土、とまあまあお客さんが入ってくれて、一安心。土曜日は、奈良から兄家族が上京して、来店。うちは女の子二人だけど、兄のところは男の子二人なので、やはり、子供の興味の対象が違うようで、面白いですね。遊びに行きたいところが、東京ドームで野球を観たいなんて言っていたので、やはり、男の子だなあ、と思ってしまいました。

 金曜日の朝のテレビ「はなまるマーケット」にサルシータデザートの「アロス コン レイチェ」が出演?しましたが、予想通り?ちょっとだけの時間で、しかもスペイン生まれのデザートと言う面だけが強調されてメキシコのメの字も出てなかったようですね。お店の名前と写真は少し出ていたようですけど、、、ホームページに書いたりしてたから、期待して見てくれた方もけっこう居たようでしたが、あんな感じで期待はずれだったでしょうね。すみません。

 実は、今度はラジオと雑誌である企画が進んでいます。もっと詳しく分かってきたらお知らせしますが、今度は、けっこう面白いものになりそうです。今、雑誌に載せる料理のレシピを考えているところで、けっこう頭痛いです。いつもお店で作っている料理と違うタイプのものなので、、、でも、何事も挑戦、頑張ります!

今日から、3日間、お盆休みを頂きます。ちょっと、箱根でゆっくりしてきます。帰ったら、また頑張って仕事しますので、よろしくお願いします。写真は、我が家の留守番をしてくれる、泉ちゃん作のロボット君です。

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2008年8月 4日 (月)

NOCHE DE BODA(婚礼の夜)

519msj3jul  今、朝の9時半から夜の12時半まで、連日の15時間労働の最後の数分に独りぼっちの店内でかけて癒されている曲があります。

 スペインの不良オヤジロッカー、ホアキン・サビナ兄貴が、メキシコ(生まれたのは中米らしいが)の生きる伝説的なお婆ちゃん歌手、チャべーラ・バルガスさんとデュエットしている"NOCHE DE BODA"。

 チャべーラさんが酒で潰れたガラガラ声を振り絞って、思いっきりメキシコ風味ぷんぷんのスペイン語で、ホアキンに愛情たっぷりに語りかける(というか茶化してる)長い台詞で、始まり、やはり、酒と煙草で潰れた渋い声のホアキン兄貴の、お得意のつぶやくような歌が始まる。

「化粧が、君の笑みを隠さなければいいのに」「荷物が、君の翼に重しを付けなければいいのに」「暦が、そんなに急いで来なければいいのに」「辞書が弾丸を引き留めればいいのに」、、、以後、「角のバーが閉まらなければいいのに。」「全ての夜が、結婚式の夜だったらいいのに」といった他愛の無い願いから、「真実がそんなに複雑でなけれいいのに」「嘘が嘘らしく見えればいいのに」といった、社会を鋭く風刺したような願いまでが次々と唄われていく。

その中で、一番ぼくの胸を打つフレーズはこれ、 "que ser valiente no sea tan caro, que ser covarde no valga la pena"(勇敢になることがそんなに高くつかないように、臆病になることにそんなに意味がないように) 

メキシコ民謡「ランチェラ」の名歌手として一世を風靡しながら、その奔放な生活と酒のせいで長ーい療養期間を余儀なくされ、引退状態から、老境にさしかかってから奇跡的なカムバックを果たして新たな録音や映画出演などに大活躍しているチャべーラさん。

スペインの保守的な南部の町の警察署長の息子として生まれながら、専制政治に反逆し、銀行に火炎瓶を投げつけて、若くして亡命者となったホアキン兄貴。

 時代に流されず、自分の信念を貫いて、長年闘い続けてきた二人が唄うから、このフレーズが、より重みを持って聴こえるのでしょうね。

 ちょっと前に、「品格」という言葉が流行って、一つの本がバカ売れしたら、二匹目、3匹目のドジョウとばかりに、「~の品格」という本やテレビ番組が作られていましたが、そんな流行りの尻馬に乗って儲けさせてもらおうなんていう見え透いた思惑の、どこに「品格」があるのか。

 本当の「品格」というのは、長い辛い時代にも負けずに、世間に迎合せずに孤独に自分を貫き通した彼等にこそ相応しいのだと思います。そんな彼等(特にチャべーラさん)が、子供に還ったような無邪気さで、色々な願望を次々と唄っていくこの曲で、長い1日の終わりに癒されています。

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