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2007年2月 2日 (金)

気が付けば頑固親父

 最近は、ブログに、行って来たお店の感想などを書く人が増えていて、英語で言うところの"ホール オン ザ ウオール"(壁の穴)と言う表現がぴったりなほどのちっぽけな店の我がサルシータでさえも、あちこちで取り上げてもらっているようです。

 それで気付いたのですが、うちは料理やインテリアなどは、おおむね良い評判を頂いているようですが、店主は愛想が無いと感じている方もけっこういらっしゃるようですね。

 この点に関しては、ちょっと反省しないといけないかな、と思っています。でも、営業中は、なかなか余裕が無いんですよね。一人で全員のお客さんの料理を作っているので、とにかく、待たせないように早く料理を出さなきゃ、というので頭が一杯になっているのです。週末なんかは、席が空くのを待っているお客さんがけっこういたりするので、なおのことです。そして、そんなに忙しくないように見える時にしても、ぼくらの仕事は、喩えるなら、湖を優雅に泳いでるようで水面下では足をバタバタ全力で動かしている白鳥みたいなもので、常に次のオーダーに向けてしないといけないことがたくさんあるのです。

 あと、あまり過剰なサービスが個人的に好きではない、というのもあります。よく、飲食店のサービス指南みたいな本に、「お料理は如何でしたか?」とか「追加のお飲み物は如何ですか?」などと積極的にお客さんに話しかけるように、などと書いてありますが、ぼくは、ほおっておかれるほうがお客さんにとって良いサービスなんじゃないかな、と思うのです。だって、この料理今一つだな、思っている時に、何の悪意も持っていないような顔でにこやかに笑いかけてくる店員に「お料理はお口に合いましたか?」と訊かれたら困りませんか?ぼくのような小心者だったら、無理に笑顔を作って「はい。」と答えてしまうでしょうが、心の中に何か割り切れないものが残ると思うんですよね。

 なーんてこんなことを考えてしまうのも自分が頑固オヤジになっているからでしょうね。思えば、自分が若い頃、愛想の悪い先輩達を見て「なんでこんなに頑固なんだろう?」なんて思っていましたが、まさに今、自分がそうなっているということでしょうか。

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コメント

こんにちは。
ご無沙汰しております。

東京を離れてしばらく経つので、SALSITAが恋しいです。
当時付き合っていた彼とSALSITAに通っていた頃、窓際の席に座る機会が多く、そこからだとシェフの働かれる姿がよく”観察”出来たのですが、一品一品を寡黙に一所懸命作り上げていかれる姿は職人のようで、二人でよく感動したものでした。
シェフの手があいた瞬間を狙って話しかけさせていただいたときなどは、お食事、アボカドの熟れ具合、音楽、アメリカやメキシコでの生活のお話を熱っぽく語ってくださって、とても気持ち良く過ごせました。
ですから、どうかこれからもそのままのSALSITAでいてください。

投稿: 柿のk | 2007年2月 2日 (金) 12時07分

こんにちは。お久し振りです。
心温まるコメントありがとうございました。
SALSITAが今まで続けてこられたのは、柿のkさんのように支えてくれる方達のお陰です。
いつも思うのですが、自慢出来るものなど何もない僕が、唯一誇れるものがあるとしたら、SALSITAに何度も足を運んで下さるお客さん達です。

投稿: MORIYAMA | 2007年2月 3日 (土) 03時47分

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