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2006年9月 6日 (水)

カリフォルニアロールからグアカモレへ

 20代半ば頃、ニューヨークの日本食レストランの寿司バーで働いてお金を貯めては、バックパックを担いで世界を放浪する長い旅に出る、という生活をしていました。ニューヨークはラテンアメリカにもヨーロッパにも近い。アメリカの中で唯一、車を持たなくても生活出来るし、家具付きのアパートもあるから、短期滞在者には有り難い。レストランで朝から晩まで働いていたらお金を使うこともないのでお金が貯まりやすいんですね。そんなことで、ニューヨークには約2年半滞在して四軒のレストランで働き、休みの日も機会があれば、他の店や、パーティーのケータリングなどでせっせと働いていました。

 今は日本でメキシコ料理を作っているので、その頃と全く違ったことをやっているように見えるかもしれませんが、他の国の料理を、文化の違う人達に紹介するという意味で、けっこう似たようなことがあるのです。

 アボカドを「アボガド」と言うお客さんからは、うなぎ(アメリカでは穴子より鰻のほうが人気がある)のことを「アナーギ」とオーダーしていたお客を思い出す。料理に散らしたコリアンダーの葉っぱを一枚ずつ丁寧にどかしてから食べている人を見ると、握り寿司のネタを全部引っ剥がしてワサビを取り除いてから食べていた人を思い出す。タコスを半分に切ってくれという人がいると、握り寿司の盛り合わせの皿を付き返して、"CUT IN HALF!"全部半分に切ってくれと言った人を思い出す。モレポブラーノのソースを豚肉にかけてくれというお客さんに言われると、ウナギと納豆を一緒に巻いてくれと頼んだお客さんを思い出すのです。そういえば、向こうでは、ワサビが好きな人のために、親指大ほどのワサビをガリと一緒にお皿に置いておくのですが、それをアボカドのディップと勘違いして、それだけを一気に口に放り込んでしまい、慌ててトイレに駆け込んだ可哀そうな女の子もいましたっけ。

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コメント

へ~、MORIYAMAさんそんなことしてたんだ~、NYCで。いい思い出だね。レストランで働いてるといろんなこと頼むお客さんがたくさんいて面白いよね、確かに。ところで、私のブログにリンクしてもいいですか?カテゴリーはきっと生活・雑貨ブログになると思うんですけど。。。(今カテゴリーが3つしかないもので)

投稿: あさみ | 2006年9月 6日 (水) 13時01分

いやあ、実はとても人気のある寿司シェフだったんですよ。NYCは面白いところでお客さんもユニークな人が多かったね。
リンクの件、もちろん、OKです。こちらからもリンクしておきますね。まだやり方わかんないけど、、、

投稿: MORIYAMA | 2006年9月 7日 (木) 02時33分

MORIYAMAさん、人気があった寿司シェフだったんだ!辞めてなかったら今頃超有名人になってたかもよ~。あ、でもそしたら奥様と知り合えなかったね。リンク早速させていただきました。どうも。

投稿: あさみ | 2006年9月 7日 (木) 13時33分

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

投稿: 株の初心者 | 2014年2月13日 (木) 12時09分

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カリフォルニアロールカリフォルニアロール(California Roll)は、巻き寿司の一種。加州巻き(かしゅうまき)ともいう。ゆでたカニの脚の身(もしくはカニ風味蒲鉾)、アボカド、マヨネーズ、ゴマを、裏巻き(外側から酢飯、海苔、具の順になるように巻いたもの)したもの。ただし、アメリカのカリフォルニ...... [続きを読む]

受信: 2006年10月25日 (水) 21時00分

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