2009年11月10日 (火)

ドリンクメニュー製作中!

Bebidas1 じつは、今、というか、けっこう前からなのですが、ドリンクメニューのリニューアルをやっています。

 今のメニューはスペースの都合で、それぞれのドリンクについて詳しい説明を載せていないのですが、ドリンクにもかなり力を入れているのに、これでは、なかなかお勧めのものが伝わりにくくて勿体ないので、ちょっとくどくなるかもしれないけど、詳しい解説をいろいろ付けることにしたのです。

しかし、これが思った以上に大変な作業で、、、

特にテキーラとワインのページが、なかなか終わりません。今日も朝から深夜までパソコンに向かっていたのですが、あと少しのところで、完成させられませんでした。なぜ、こんなに時間がかかるかというと、やっぱり、お酒ってその土地の歴史や文化と深いつながりがあって、ちゃんと紹介しようと思っていろいろ調べていたら、あっという間に時間が経っちゃうんです。今回、特に興味を惹かれたのが、「カサ マデロ」というメキシコはコアウイラ州のワインです。ここは、16世紀に創立されたアメリカ大陸最初のワイナリーなのですが、調べてみると、スペイン人の宣教師たちが北へと進んでいるうちに砂漠の中に水が湧いていたのを見つけたというところから歴史が始まり、19世紀の終わりには、メキシコ革命の指導者で大統領まで登り詰めた後に暗殺されたフランシスコ・マデロのおじいさんが買ったりした事実が判明したりして、面白かったです。こんな具合にやってるんでなかなか終わらないんです。来週までには、なんとか!と思っています。

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2009年11月 3日 (火)

死者の日、モレアマリーヨ、センパスチル

Amarillo さすがに東京屈指のインターナショナルな街、広尾だけあって、ハロウイーンはけっこう賑やかでした。仮装した子供さん達は多かったですね。サルシータにも、賑やかな仮装軍団が一組来て大騒ぎしていました。

 そんな、ハロウイーンが終わるとメキシコ人にとって大切な行事である「死者の日」が始まります。

この「死者の日」は亡くなった家族や先祖の霊が家に帰って来る日と信じられていて、そんな「死者」達を温かく迎えようという、先住民の死生観を強く受け継いだ風習と言われています。これは、死は魂の終わりを意味しない、むしろ、生きている間が夢を見ているに過ぎないと信じたメキシコの先住民の死者を祭る儀式を、「死が魂の終わり」と信じたキリスト教徒のスペイン人達がなんとかやめさせようとして、カトリックの「全聖人の日」(11月1日)に組み込んでしまったのが現在の形になった起源とされています。これで先住民達が死者を祭るのをやめて、キリスト教の聖人たちを代わりに祭るようになるのを期待したようですが、長い伝統を持つ彼らの風習を代えるには至らず、死者への信仰は今もメキシコでは強く残っているというわけです。

 写真は、この「死者の日」の前によくメキシコの南部オアハカ地方で食べられるという「モレアマリーヨ」(黄色いモレ)です。その由来は、死者の日に死者を祀った祭壇や家のドアに飾られるマリゴールドの花の原種、「センパスチル」の花に色が似ているからだと言わCempasuchil れています。死者の魂が迷わず家に辿り着けるように目印としてこの花を飾るらしいです。

この「モレアマリーヨ」、いわゆる有名な「オアハカの七つのモレ」の一つで、サルシータでも、先月中は何度かお昼のメニューでお出ししました。チレグアヒーヨに緑のトマトがベースで、シナモン、クローブ、クミン、アニスなどのスパイスが入る、ちょっとカレーぽい味です。入っているマッシュルームのような形のものは、「チャチョヨーテ」というとうもろこしの粉で作ったニョッキのようなものです。

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2009年10月27日 (火)

メキシカンソウルフード!

Alter_2 毎週日曜の朝に、うちの小学1年と幼稚園の娘たちが、楽しみにしているのが、テレビアニメの「プリキュア」。

 波乱万丈な成り行きに、ハラハラドキドキしながら見入っている様子が可笑しくて、彼女たちのそんな顔を僕は見入ってしまうのですが、昨朝の話でこんなのがありました。

 車で移動するドーナッツ屋さんをやっているかおるちゃんというおじさん!にヒロインの一人が相談しているところ。「かおるちゃんは、お店をやってて辛くて辞めたくなったことないの?」と聞かれた彼は、「あるよ。お客さんが全然来なかったときとかね、でもね、そんなときは、おれのドーナツ食べて喜んでくれたお客さんの笑顔を思い出すんだ。そしたら、やっぱり頑張ろうとまた思えるんだ。」と答えていました。それを見て、なかなかいいこと言うな、と思って出勤した昨日。

ランチタイムは、とても静かだったのですが、閉店ちょっと前にお客さんが5,6組どどっと駆け込んで来て、その中に中年のメキシコ人カップル2組がいました。彼らは、ソぺ、ケサディーヤ、トルティーヤスープ、エンチラーダなどのメキシコ人が大好きな定番の食べ物を次々と頼んでは、平らげ、「とても美味しい!」と大喜び、出て行ってお話を聞いてみると、彼らは上海に住んでいて、東京には旅行で来ているとのこと、久々に旨いメキシコ料理を食べたと感謝され、こちらもとても嬉しかったです。

 そしてディナータイム、10人のメキシコ人のグループがやって来て、ソぺ、フラウタ、ケサディーヤ、エンチラーダなどをたくさん注文して、すごい勢いで平らげていきます。他のスタッフと、「こんなに食べられるのかな?」と言っていたくらいの量だったのですが、楽しそうにお喋りしながら、最後に頼んだモレまですべて完食。「ゴチソウサマ!」と言って明るく帰って行きました。

改めて思いましたが、彼達は、ケサディーヤ、ソぺ、フラウタやエンチラーダ(もちろん、タコも)といったアントヒート(とうもろこしから作る生地で作る軽い食べ物)が大好きなんですね。これぞ、まさにメキシコ人にとってのソウルフード!僕は、サルシータをこういうものが確実に美味しい店にしたいと常日頃から思っていたので、こういうふうに喜んでもらえてとても嬉しかった。これこそが、かおるちゃんが言っていたことだったんですよね。

*写真は、「死者の日」に備えて作った今年版の祭壇です。

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2009年10月25日 (日)

テキーラメニュー

1921_2 実は、今、というか、もうかなり前からメニューを一新する作業を進めています。

というのは、やはり、メキシコ料理について、普通の方は、まだまだ、あまりご存じでないことが多いので、ひとつひとつのメニューについて、もっとお客さんに知ってもらいたいのですが、なかなか、ぼくや他のスタッフがお客さんに詳しく説明する余裕というのも無いので、メニューに料理、或いは飲み物ごとの由来や内容について、もっと丁寧な解説を載せようとしているのです。

もう作業はだいぶ、大詰めに来ているのですが、最後のテキーラのパートで手こずっています。サルシータには、約30種類のテキーラとメスカルがあるのですが、名前を羅列するだけだと、何を頼んでよいか分からないと思うので、それらの特徴や違いについて英語と日本語で説明書きをいれているのですが、これが大変なのです。細かな味のニュアンスを言葉で表現するのは難しくて、、、

 そんなこんなしていると、先日、「レゼルバデルセニョール」などのテキーラを輸入されている、グローバルコメルシオの木村代表や日本テキーラ協会の林会長が相次いで来店され、テキーラメニュー、早く完成させないと!というプレッシャーを(一人で)感じてしまいました。

今月中には、なんとかしたいと思っています。

写真はメキシコ革命をモチーフにしたボトルで有名な「1921」テキーラ、ブランコ、レポサド、アネホのそろい踏みです。

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2009年10月20日 (火)

ウワチナンゴ ア ラ ベラクルサーナ

Velacruzana 相変わらず、忙しい日々が続いています。やはり、広尾の店に移ってランチを始めて、スタッフも多くなったりしたので、いろいろやることが増えてるんですね。朝から深夜までほとんど働きっぱなしです。唯一休めるのは、ディナーの営業前の賄いの時間だけですが、それも時間が無くて10分で済ませてしまったり、、、

そんな余裕の無い日々ですが、マスコミ関係の仕事は、なるべく受けるようにしています。本物のメキシコ料理を、もっと皆さんに知ってもらいたいので。

 先週の水曜日に、この番組は2度目でしたが、東京MXテレビの「ザ・ゴールデンアワー」という番組のために、メキシコ料理における魚料理の代表格の「ウワチナンゴ ア ラ ベラクルサーナ」という料理を作りました。1.5キロくらいのけっこうな大きさの鯛にトマト、玉ねぎ、にんにく、オリーブ、ケッパー、パセリなどで作るソースをかけてオーブンで蒸し焼きにする料理です。上の材料だけだとよくある地中海風のソースみたいですが、ここで決定的な役割でメキシコ料理にしてくれるのが、この料理の出身地、ベラクルース州の原産と言われているハラペーニョ唐辛子です。その爽やかな辛さと奥深い旨味がこの料理の鍵を握っていると言ってもよいでしょう。

魚を一匹まるごと焼くので、そこから染み出てくる美味しいエキスがオーブンの中で水分が蒸発して濃くなっていくソースの旨味と一体となり、濃縮されたソースの中の野菜がオーブンの中でチリチリと香ばしくカラメライズされたとき、とても美味しい料理の完成となります。

今回、久し振りに作って、やっぱり美味いと思いました。やはりメキシコ料理は旨い!

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2009年10月14日 (水)

死者の日のパン

Pan_de_muerto  ご無沙汰しています。9月の5連休、10月の3連休と,今年の秋は連休が多いので、お店のほうが忙しくて(売上が良いという意味ではなく)大変です。

 日本人は休み過ぎじゃないの?「国民の休日」とか「ハッピーマンデイ」は勤勉な日本人を堕落させるだけだ! なんてこと言ったら、旅行業界の人達が怒りますね。

エコポイントやエコ車購入の際の免税制度は家電や自動車業界を優遇してるけど、飲食業界は、そういうのは全くなくて、競争は激化するばかりで大変です。

 さて、街がハロウイーンの飾りで溢れているこの頃、サルシータでは来る11月2日の死者の日にそなえて、「死者の日のパン」を焼きました。ぜひ、お店に見に来て下さい。

 

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2009年10月 1日 (木)

チレ ポブラーノ

Poblano 早いもので、もう10月ですね。今年の夏は、いつの間にか終ってしまいましたが、このぶんだと、秋もあっという間に終わって、すぐ冬が来そうな気がしております。毎日、仕事ばかりしているから、月日が経つのが早いのでしょうか?

 昔、10ヶ月くらい仕事をしないで旅から旅へと明け暮れていた頃がありましたが、あのときは時間が過ぎるのが遅い気がしたものでした。ニューヨークからスペインに渡ってヨーロッパを巡ってからブラジルへ飛び、南米を廻ってから中米、メキシコ、そして国境を越えて車でアメリカ合衆国を縦断して再びニューヨークへ、という旅でした。あの時は、中米の辺りで、移動することと部外者としていることに疲れてしまって、早くどこかに落ち着いて仕事がしたいと思ったものでした。

 その時から考えると、今は理想の生活をしてるはずなんですがね、、、

 さて、シルバーウイーク中、ずっとお出ししていた「チレ エンノ ガーダ」、ポブラーノという唐辛子が切れてしまい、中断していましたが、昨日また千葉から届きましたので、今日からまた再開します。時期的にはちょっと遅くなっていますが、今年もとても好評を頂き、個人的にも、とても良い出来だと自負しているので、もうちょっとやります。

 写真は届いたばかりのチレポブラーノです。完全無農薬栽培で、とても元気です。あと、2か月くらいは採れるそうなので、「ノガーダ」が終わっても、「レジェーノ」として出していきたいですね。

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2009年9月15日 (火)

名物に旨いものあり!

Nogada  あっという間に過ぎて行った今年の夏、、、もう秋の気候ですね。気持ちを切り替えていかないと。

 今日、買い物で渋谷のLOFTに出かけたら、もうハロウイーン物を売っていました。それから2010年版の手帳も、、、世の中の流れは速過ぎる!

 メキシコ的には、9月は16日に独立記念日というビッグイベントがあります。植民地になったことのない日本ではあまり実感が湧かないけれど、植民地時代を過ごしてきたアメリカ大陸の国々では、とても大事な日になっています。ところで、この日というのは、メキシコが独立を勝ち得た日ではないって知ってました?実はメキシコの独立は、イツビルデというスペイン側の将軍が独立派に寝返ってあっけなく決まってしまったため、あまり劇的な成立のしかたでは無いんですね。それだからか、この9月16日は、独立戦争を始めたイダルゴ神父がグアナフアト州のドローレスの教会で民衆を前に独立への闘いを宣言した「エル グリト」(叫び)を行った日なのです。その史実を踏まえて、今も15日の夜(グリトが行われたのが16日未明だったため)になると時の大統領がソカロ(中心広場)に集まった群衆に向けて"Viva la independencia"(独立万歳)と叫ぶ慣わしがあります。

 サルシータでは、好評だった去年に続いて、今年も独立記念日のご馳走「チレエンノガーダ」を発売しています。今年は千葉から「ポブラーノ」というメキシコの唐辛子が届いたので味は更にステップアップしています。独特の苦みと辛さが主張過ぎない程度にあって、これで、肉の旨み、フルーツの甘みと酸味、ナッツ類の滋味、ソースのクリーミーさとのバランスが非常に良くなりました。メキシコで食べると意外にアタリが少ない料理で「名物に旨いもの無し」という日本の諺を思い出してしまうこともありましたが、今年のサルシータバージョンは本当にお勧めですよ。22日くらいまではお出し出来ると思うので、この機会に是非どうぞ!Cuitlacoche1

そういえば、先週、東京MXテレビの番組でうちのケサディーヤクイトラコチェが紹介されました。こちらも、知る人ぞ知る、メキシコの名物ですね。

まだ、知名度が低く、なかなか出ませんが、こういう希少な料理を提供していくのもサルシータの務めだと思って続けています。

これを機会にもっと知ってもらえるとうれしいです。

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2009年9月 4日 (金)

新物アボカドとアボカドオイル

017_2  ちょっと前から、出回っているアボカドが新物になっているのに気付きましたか?

 玉ねぎやジャガイモのように、アボカドも新物の時期があります。ちょっと前までは、だいたい7月くらいだったのですが、世界的な気候不順の影響か、最近は遅くなっている気がします。

 そして、今年は、つい最近、新アボカドに切り替わりました。このアボカドはくどさは無いのですが、コクに乏しく、ちょっと青臭くて果肉もスカスカ気味なのが、難点です。個人的には、ハッキリ言ってあまり好きではありません。出来れば、他のメニューを食べて頂きたいと思うほど、、、

 でも、メキシコ料理屋で、アボカドが無いというのは、お寿司屋さんでマグロが無いみたいなもので、たいていのお客さんは納得してくれません。だから、毎年、この時期は、頭が痛かったんです。常連さんにグアカモレを頼まれて、「今は止めといたほうが良いですよ。」なんて言ったこともありました。

 ところが!今年は強力な味方を発見!ナショナル麻布さんで見つけた"ROCIO DEL BOSQUE"(森の雫)という名前のアボカドオイルです。うちで使っているアボカドと同じ、アボカドの最高品種とされるメキシコはミチョアカン州のハース腫を搾って作っているためか、うちのアボカドと相性バッチリ!です。これを数滴垂らすだけでグアカモレの味が数段アップしました。これで、今年は憂鬱な思いをしなくて済みそうです。

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2009年8月31日 (月)

反乱するメキシコ その3

Insurgent 予想されていたとはいえ、ここまでの民主圧勝とは思いませんでした。まさに、前回の郵政選挙からオセロの白と黒をひっくり返した形になりましたね。

 そして、前回と違うのは、今回は野党が単独で圧倒的過半数を獲得した、という点でしょう。内閣も、大臣になるの初めて、といった人達で組むのでしょうし、民主に、本当に、政権を運営できる能力があるのか?というのも、正直、未知数だと思います。それでも、自民党、公明党、そして官僚による統治は、もう懲り懲りだという国民の意思表示なんでしょう。

 そこで、思い出しました。ジョン・リードの「反乱するメキシコ」。すっかり、ご無沙汰していました。メキシコ革命というのは、40年近くも続いたディアス政権を打ち破った、という点で、長く続いた自民党支配を打ち破った今回の選挙に状況が似ていますね。

 メキシコ北部、チワワ州で、政治を牛耳っていた富裕な支配者たちを追い出して州知事の椅子に座ったのは、無学で、20年もお尋ね者だった元山賊の首領のパンチョ・ビリャでした。ジョン・リードは、その頃のビリャに密着取材して、彼を純朴で愛すべき男として描いています。

「ビリャはチワワ州の軍政官を名乗り、30万人のための新政権を、知力をかたむけて創設するという途方もない実験―なぜなら彼はそんなことに何の知識もなかったのだから―を開始した。」

「金持ちには広大な土地所有が認められ、貧乏人には認められないのはなぜなのか、どうしても理解できなかった。」

 ビリャは、本当に政治というものに疎かった、そして、なにしろ、ちょっと前まで山賊だったため、何のしがらみも無かった。だからこそ出来ることを、ほとんど、無邪気に、実行していきます。

 ビリャの新政権を信用しない金持ちたちは銀や銀行券を地下に隠匿してしまい、通貨不足が起きます。そこで、「必要なのが金だけならば、少し印刷しよう。」と新しい通貨を印刷し、自分のサインをして流通させてしまいます。それで人々が市場で食料品が買えるようになるのですが、それでもなお、メキシコ政府銀行券や銀貨は地下から姿を現しません。革命のための武器や補給品を買うためにそれらを必要としていたビリャは、二月十日以降はメキシコ政府銀行券や銀貨を贋金とみなす、それまでにビリャ紙幣と交換するようにと宣言を出します。それでも、なお、金融業者や金持ちたちはこれをはったりとみなし、がんばります。しかし、ビリャは二月十日になると、今後すべてのメキシコ政府銀行券と銀貨は贋金とみなすという貼紙を州中に出してしまいます。

 数日後、リードとビリャが昼食をとっている時に、村の金持ちたちが抗議にやってくると、ビリャはこう言い放ちます。「お前たちは、わしの政府は長続きせんと決め込んで、いろりの下に穴を掘り、銀貨と銀行券を埋めた。最初の布告も、チワワ市街に張り出された翌日には知ったが無視した。「贋金布告」もすぐにわかったのだ。もし必要になったら、いつでも交換できると考えた。だが、やがてびっくりして、村でいちばんかねを持っているお前ら三人が、ラバに飛び乗ってここへやってきた、というわけだろう。諸君!諸君の金は贋金だ。お前らは、もう一文無しだわ!」

 痛快ですね。民主党にもこれくらいやってもらいたいなあ。

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